top of page
DLA logo (A4(横))_edited.png

LIMITED TALK SESSION

『自分らしさは、どう生まれるのか。』

前田敦子 × 有馬智子(L'ANGÉLIQUE ディレクター)による限定トークセッション

2026年7月3日

_59A6232.jpg

右:前田敦子/俳優 左:有馬智子 /ランジェリーディレクター

PROFILE: 右:(まえだ・あつこ)1991年7月10日生まれ。千葉県出身。2025年11月7日に芸能生活20周年を迎えた。

 

左:(ありま・ともこ)2008年に「ランジェリーク・アンジェリーク」の立ち上げに参画。2010年に同ブランドの名称が「ランジェリーク」に変更されると同時にクリエイティブディレクターに就任。

デザイナーランジェリーアーケードは、ランジェリーをきっかけに「選択」「価値観」そして「自分らしさ」について考えるイベントです。俳優・前田敦子と、ランジェリーブランド〈L’ANGÉLIQUE〉ディレクター・有馬智子が登壇。表現者として第一線を歩み続けてきた二人は、「選ぶこと」「見せること」「変わること」をどのように捉えているのか。モデレーターの進行のもと、率直な言葉で語り合いました。当日の対話の様子を、そのまま感じていただけるようにお届けします。

Ⅰ.選ぶことは、自分をつくること。

DLA_Talk session_02.jpg

――まずはじめに「選ぶ」ということで伺いたいのですが、自分らしさは生まれ持ったものというより、日々の選択の積み重ねで少しずつ形になっていくものだと思います。お二人は最近、自分らしい選択だったなと感じた出来事はありますか?

前田敦子(以下、前田):そうですね、トライアンドエラーではあるんですけど、今私はフリーという選択をさせていただいているんです。太田プロダクションという大きな事務所に13年ほどお世話になって、そこから独立して、もう6年くらい経ちました。業界でもフリーの方が増えてきて、また事務所に入り直す方もいたりと、いろんな選択ができる時代になってきたなと思うんですけど、「私は、これからもフリーでいたい。その気持ちは今、すごく強いです。」

――有馬さんはいかがでしょうか。

有馬智子(以下、有馬):私は、今日この装いを選んだことも、自分らしい選択だと思っています。
毎日、その日の自分をどう表現するかを選んでいるんですよね。今日着ているグリーンのランジェリーは、ヤスミン・エスラミというフランスのブランドのデザイナーからいただいたもので、色も今の気分や初夏の空気にすごく合っていて、着ると自然と気持ちが上がるんです。ただ、このランジェリーはパッドが入っていないタイプなので、そのままだとかなり透け感があります。今日はたくさんのお客様がいらっしゃるので、「どうしよう」と考えて、同じタイプの白いランジェリーを重ねて着てきました。

前田:ね〜、素敵ですね。

有馬:そうしたら後ろ姿にグリーンと白のレイヤーが生まれて、「こんな見え方もあるんだ」と、自分でも新しい発見になりました。今日の私にとっては、それも一つの「選択」でした。

前田:さすがです。

(会場・笑顔)

Ⅱ.「見せる」と「見せない」の、そのあいだにあるもの。

DLA_Talk session_03.jpg

――ランジェリーには、誰かに見せる一面と自分だけが知っている一面がありますよね。そこには「見せる」「見せない」という選択も含まれているように思います。お二人のお仕事でも、「ここは見せたい」「ここはあえて見せない」と意識していることがあれば教えてください。

前田:本当に、今は時代がどんどん変わっていますよね。
自分で自分をプロデュースできる人も増えていますし、その線引きってすごく難しいなと思います。
でも私は、全部を隠そうとは思っていないタイプなんです。
聞かれたら何でも話します(笑)。
だけど、自分から積極的に見せようとは思わない。
それは昔からあまり変わっていないかもしれません。
だからYouTubeのように、自分で発信する場所を作ろうとは、今のところあまり思わないんです。
私は、自分から見せにいくよりも、「求められたら、お見せします」というスタンスのほうが、性格に合っているのかなと思います。

――すごく腑に落ちます。自分から見せていくことには、それだけエネルギーも必要ですし、演出も必要ですよね。有馬さんは、デザインという仕事の中で、「見せる」「見せない」をどう考えていますか。

有馬:前田さんはご自身をクリエイションするお仕事で、私は何かを作ることでクリエイションを表現する仕事なので、ブランドの特色でもある素材の良さはとにかく見せたいと思っています。逆に見せたくないのは、機能上どうしても必要になる構造の部分。それをなるべく感じさせないように、できるだけ隠して、良さをどう見せるかを工夫して、"余白"のようなものを考えてるんですけど、
前田さんのお話を伺っていて、あえて出さないことで、見る人の力を借りて良さを最大限引き出すというのも、余白という意味では同じなのかなと、おこがましいですけど感じました。

前田:普段から愛用させていただいているんですけど、(ランジェリークのアイテム)

有馬:ありがとうございます。

前田:ありがとうございます。

(会場がフフッと沸く)

前田:シンプルなんですけど、ちゃんと守られている感じがするんですよね。
ランジェリーって、私は形をすごく大事にしていて。
でも、必要以上に盛りたいわけではないんです。
ありのままの形をきれいに見せてくれるものを選びたい。
今回の写真集でも、パッドの入ったものは使いませんでした。
自分らしさを消すのではなく、自分らしさをきれいに見せてくれる。
私にとって、ランジェリーはそういう存在なんです。

有馬:リラックスしていて、心地いいこと。
それがないと、その人らしさって、なかなか出てこないと思うんです。
だから前田さんが今回選ばれたランジェリーも、ナチュラルであることを大切にされていたんだろうな、と感じました。
すごく納得しました。

前田:いや〜 ありがとうございます。

(互いに照れ笑い)

Ⅲ.変わること、変わらないこと。

DLA_Talk session_01.jpg

――ここまで「選ぶこと」「見せること」について伺ってきました。
では、その選ぶ基準は、お二人の中で変わってきたのでしょうか。
昔は大切にしていたけれど、今は少し違う価値観で選ぶようになったこと。あるいは、今だからこそ大切にしていることがあれば教えてください。

前田:昔は、「こう見られたい」という気持ちが、今よりずっと強かった気がします。
下着を選ぶときも、「見てくれる人に、こういう私だと思われたい」という願望が、どこかにあったんですよね。
でも30代になってからは、だんだん変わってきました。
今は、自分の機嫌を取るために素敵なものを身につけたい。
自分の気持ちが上がるものを選びたい。
そういう気持ちのほうに確実に変わりました。

有馬:ということは、以前は相手に「こう見せたい」というツールでもあった、ということですよね。

前田:イコール、でもそういうことなんですよね。

有馬:ですよね。そう思います。

前田:もちろん、それも悪いことではなかったんです。
でも今は、少し無理をして理想の自分になろうとするよりも、自分に合うものを選んで、それを見た人が「素敵だね」と思ってくれたら嬉しい。
そんな感覚に変わりました。

――有馬さんはいかがですか。「選ぶ基準」は変わりましたか。

有馬:私は……
好きなものも、価値観も、あまり変わっていないですね。

前田:変わってなさそうですよね。

(声を弾ませて)

有馬:変わっていないです(笑)。

(会場にも笑いが広がる。)

有馬:でも、その価値観を深く掘り下げすぎると、そこに留まってしまう危険もあると感じていて、
だから最近は、「留まらないこと」を意識するようになりました。

前田:どうやって気をつけているんですか?

有馬:それこそ、今日も「留まらないために、挑戦する。」という気持ちでした。

(会場・笑顔)

有馬:こうして大勢の前でお話しする機会は、私にとっては決して慣れていることではありません。
でも、「やってみよう」と思いました。
世の中は本当に変化しています。
その変化をただ受け止めるだけではなく、自分も少しずつ更新しながら、その時代の空気の中で心地よく進んでいきたいという気持ちがあります。ただ受け止めているだけでは、その波には乗れないと思うので、なるべく挑戦するようにしています。

Ⅳ.自分らしさは、誰かの期待ではなく、自分の納得から生まれる。

DLA_Talk session_09.jpg

――今回のタイトルにもなっている「自分らしさはどう生まれるか」
今、「これが私らしい」と感じる瞬間や、自分らしさを実感するときがあれば教えてください。

前田:タイミングって、本当に人それぞれだと思っています。
今回の写真集は、私の中では「最後にしよう」と決めて制作しました。
だからこそ、女性としての自分を、一番誇りに思える瞬間を残したいと思ったんです。
でも世間から見れば、「一児の母なのに」とか、「30代なのに」とか、いろいろな声もあったと思います。
もちろん、そういう声が聞こえてくることもありました。
でも私は、それをすごくポジティブに受け止めていたんです。
「型にはまらず、その時の自分が本当にやりたいことに挑戦している。」
そんな姿を見せられることのほうが、私にとっては大きかった。
だから、本当にやってよかったと思っています。
今回の作品は、自分らしさを一度きちんと形にできた、大切な作品になりました。

有馬:そういうこと(最後とは)言わずに

(恐縮しながら)

前田さんは少し照れたように笑い、有馬さんも穏やかに微笑む。
会場にも、自然と笑みが広がった。

前田:ありがとうございます(笑)。
でも本当に楽しかったんです。
こうやって一つの作品を、ちゃんと皆さんと一緒につくる経験ができたのも、フリーになって、自分で選択できるようになったから。
以前は、大人に言われたことを形にする立場だったかもしれません。
でも今回は、自分も一人の大人として、クリエイターの皆さんと向き合いながら作品をつくることができた。
その楽しさを、すごく学びました。
私にとって、本当に新しい挑戦でした。

有馬:覚悟を持って何かを成し遂げるって、美しいことですよね。

前田:そうですね。

実は私、にわかなんですけど、サッカーに今年すごく感動してしまって。

(声を弾ませて/会場が和む)

前田:今まで全然見てこなかったのに、「なんで今まで見なかったんだろう」って思うくらい(笑)。
一つのことに一生懸命向き合っている姿って、本当に美しいですよね。
見ていて、「生きてる」って思ったんです。すごくパワーをもらえたので、頑張っている姿って素敵だなと改めて思いました。

有馬:同感します。

――本日はお二人の対話を通して「選ぶこと」「見せること」「変わること」、そして「自分らしさ」についてお聞きしてきました。今日の会話が、皆様にとっても自分らしさを考えるきっかけになれば嬉しいです。最後に会場の皆様へ、一言ずつメッセージをお願いします。

DLA_Talk session_010.jpg

有馬:ランジェリーには、本当にいろいろな可能性があります。
ぜひ、たくさん試着して、いろいろなものを楽しんでいただけたら嬉しいです。

前田:今回写真集を作った時、たくさんのランジェリーを試着させていただいて選ばせていただいたんですが、その過程がすごく楽しくて。ランジェリーは形や色によって自分の体型が全然違って見えるくらい、奥が深いなと思いました。3~4回試着を繰り返して、計40~50着くらい着用させてもらって選んだんですけど、実際手に取って着てみると、見える世界が変わるんですよね。それがランジェリーの魅力だと思うので、これだけ素敵なランジェリーが揃っていて、カップもたくさん準備されているというなかなかないタイミング、絶対試着した方がいいですよね。

DLA_Talk session_08.jpg

有馬:絶対です。

前田:ですよね。

(嬉しそうに)

有馬:ワイヤーやパッドの違いだけでも、着心地や見え方は大きく変わります。
体型との相性もありますし、「まだ自分に合う一枚に出会えていない」という方もたくさんいらっしゃると思います。
だから、探している途中の方ほど、ぜひ試着していただきたいですね。

前田:着け方を教えてもらったりするのもおすすめですよね。

有馬:そうですね。
お店で相談しながら試してみることで、「これだ」と思える一枚に出会えることもあります。

前田:本当に素敵なイベントだなと思います。
これだけたくさんのランジェリーを実際に試着できる機会って、なかなかありません。
ぜひ、たくさん試着して、自分だけの「シンデレラフィット」を見つけてほしいです。

――ありがとうございました。
今回の対話では、俳優とデザイナーという異なる立場のお二人が、それぞれの経験を通して、「選ぶこと」を通して、「自分らしさは、どう生まれるのか」を語ってくださいました。
そこに共通していたのは、「正解を探す」のではなく、「自分が納得できる選択をする」という姿勢でした。

DLA_Talk session_04.jpg

有馬:ありがとうございました。

前田:ありがとうございました。

to TOP

CONTACT

PARIS :
12 rue Commines
Paris 75003 France
Tel +33 6 99 01 39 94
 
TOKYO :
2F 1-23-16 Ebisu Shibuya-ku
Tokyo 150-0013 Japan
Tel +81 3 64 55 19 50
General Inquiry     : info@modelinc.net
Showroom Inquiry : showroom@modelinc.net
  • Instagram
  • Facebook

Thanks for submitting!

© 2014 modEL inc. All rights reserved created by TxTx

bottom of page